ポップしなないで│ポップしなないで|POP団

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2026.10.2222:31

チェロ

どうしてチェロ入りの編成でライブをするのか、という話。
そもそも編成とは、みたいなトピックでもある。


来月のツアー、神戸と東京2日間で3回ライブをするのだけど、東京の初日にはチェロとの3人編成で演奏をする。
ちなみに神戸は2人編成、東京2日目はベース入りの3人編成。

なぜチェロ入りの3人編成でやることに決めたかと言うと、2人生楽器のみのデザインをベースにしたポップしなないで(初期っぽいやつ)については、チェロしおりがそこに演奏に参加する演奏が今最も刺激的で美しくなると思ったからだ。

先に言っておくとずっとチェロしが立っているわけではないし、終始しっとりしてるわけでもない。
普段に近い最近のバチっとしたポップスもちゃんとやる。
だからこそ、チェロしおりが演奏するチェロの多幸感が加わった、初期寄りのポップしなないでのセクションを体感してもらいたい。



編成について。

今まではサポートとしてはマニュピレーターを除くと、必要に応じてギターとベースに参加してもらっている。

そもそも、我々は生楽器が多けりゃいいという考えではない。
ミュージシャンが増えれば舞台上も派手になるし、インプロ(即興)の箇所を増やせるので演出の幅は広がったりするのは確かなのだが。
本来一定数音色の種類がある音楽について、生楽器で代替しすぎるとライブハウスの音響では「聴きにくくなる」と思っている。

例えばWWWくらいの、キャパ400弱で豪華な音響のライブハウスにおいて、普段オケを流しているアイドルがバックバンドを率いてパフォーマンスするというイベントがあったとする。
果たして全員のアイドルファンがそれを喜ぶだろうか、という考え方をするとわかりやすいやつ。
もちろんやる側は可能な限り綿密な計算をして音響を整え音楽体験を向上させるのだが、聴く側にとっちゃ知ったこっちゃねえよって人もいるよって。

もちろん本来はそこで音源で計算している音響と違い、ライブ用に編曲しなおすんだけどね。
おれはわかる。
その苦労と工夫と狙い、どんだけ大変なことかわかるんだけど。
残酷だが、お客さんが見たいものと聞きたいものは存在する。
みんないつも聴いてる原曲を愛しているのだ。


ポップしなないではアイドルでは無いものの、本来の音、みんなが聴きたいものという点では共通する部分がある。

そういった考えもあり、おれは基本的にある程度大きな会場でしかギターとベースを生にすることはなかったりする。
するとしたら、それ相応のステージ演出を想定できている時のみとなる。


今現在、ポップしなないでは2人の生音プラス同期各セクションの現地調節にてポップミュージックをライブする、という指針で、それがライブ演奏の揺らぎと音のこだわりを両立できる最良だと思っている。
あとおれたちが1番楽しい。
2人バンドだからね。

その上で、会場が大きくなり、追加する生楽器の揺らぎが有効に作用すると判断し、その上で準備がちゃんとできる場合にバンド編成となるわけ。
もし今後Zeppツアーとかやるならバンド編成にしそうなもんだけど、ちょっとその辺は制作と判断かも。

まとめてしまうと、環境に応じたベストを常に選択しているんですよ、ということ。


本題に戻る。

改めてなんでチェロ入り3人編成をやるのか、という話の続き。

ポップしなないでは元々「ピアノの弾き語りにドラムによるビート」というデザインだったわけで、魔法使いのマキちゃんを始め、初期の曲については音源としての完成系がドラムとピアノで構成されている。
(不安になってシンセ足したりしてるけど、そこはご愛嬌というか、現在のポップスアプローチとも言える)

ドラムとピアノでポップミュージックに迫ろうとした結果、思ったよりもオルタナティブになったと言ってしまって良い。
同時に、その後方向転換をしてライブの方向性を少し変えた我々にとって、そういったピアノとドラムの編成曲はライブでやらなくなるものではなかったのも事実。

つまり、我々はライブ内で、必要なオルタナティブな存在として、ドラムとピアノのみのセクション演奏をしている。

それが今。
ツアーファイナルでバンド編成のときも、ライブの中で2人のセクションを入れるのはそのためでもある。
ピアノとドラムでのデザインは本質であり、オルタナティブでもある。
これが我々のバンドとしての歪んだ強みだと自負している。


PLEASURE PLEASUREという着席のホールでライブをするにあたり、思いついた2種類のライブが
・サポートにチェロを入れ、フィジカルの感動を演出する
・サポートにベースを入れ、ポップスのダイナミズムを演出する

という2種類だった。
キャパとコンセプトを考えると、上記2つの両立は難しいと思った。

チェロ入り編成に関して言うと、バンドセット・普段のライブではオルタナティブとして存在するピアノドラムのセクションを、思い切りコンセプトの中心に据えてやろうということである。
それに加え、チェロはポップミュージックにそもそも相性が良いため、いろんな角度でチェロが入るアプローチをする予定ではある。


あとごちゃごちゃ言ったけど、1番大きい理由がある。
チェロの生音をいっぺんでも聴いてほしい、ということだ。

チェロしおりとレコーディングするたびにおれとかめがいさんは泣きそうになる。
あれはなんというか…空気の振動が心に直接来るのである。
この音を音源に入れたい!と思いいつもお願いしているので、もし我々の音にそれが加わったら…という夢みたいな話であった。

リハーサルでも泣きそうになるあの音をぜひ聴いてほしいってだけかも。


ダラダラ書き連ね、やはりおれはこういうプレゼンが上手くないなあと実感する。
まあでも気持ちは伝わったでしょ。
こういうのは気持ちだから!

是非。
神戸はソールドしてるんだけど、東京はまだ買えます。
2日目はそこまで席ないかも、なんにせよ早めによろしくお願いします。


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